このブログをご覧の方々で「作家塾」へのご参加を検討中の方向けに「作家塾」に参加して上達するコツをお伝えします。
「作家塾」へのご参加を希望される方の中には、既に作品を書いていて、それを「作家塾」で完成させたいと言う方も居られます。
書いている経験がある事自体は、とても良い事なのですが、「作家塾」にご参加頂いた際には、ゼロから作品を書いて頂く事をお願いしています。その方が上達が早いからです。
書いている途中の作品から離れて、感覚をリセットして、新鮮な気持ちで書いた方が早く良い作品が書けます。
これは「書きたい作品と書ける作品は違う」という理由からです。
1人で書いている時は、しばしば「書きたい作品」を書く事が多いです。しかし「書きたい作品」とは、しばしば何処かで読んで憧れを感じた作品のコピーである事が多いです。
逆に、作家塾に参加して、講師の指導の元、ゼロから作品を書いていくと「書ける作品」が書けます。
この「書ける作品」とは、言い換えれば「その人だけが書ける作品」です。
「その人だけが書ける作品」の方が、独自性がありますし、多くの人から面白いと言って貰えます。
作家塾からコンペ入賞が多数、出ている理由も「その人だけが書ける作品」を書く事を重視しているからです。
ですので、作家塾にご参加頂いた方には、書いている途中の作品がある方にも、ゼロから新作を書いて頂いてます。
尚、執筆経験がある方が上達に関して有利ですが、未経験者でも早く上達する方も居られますので、こればかりは書いてみないと分かりません。作家という行為には、どうしても才能が影響してきます。
ただ、文章を書く事を楽しめる方は、上達が早いようです。
文書を書く事が好きと言う方でしたら、何らかの才能をお持ちなのかもしれません。
(花野組福岡「作家塾」運営事務局)
高校でライトノベル授業開始
講師を担当させて頂いている某高校で、ライトノベルやシナリオを書く事に興味がある生徒さんを対象にした本格的な物語の書き方授業が、今週から遂に始まりました。
担当講師は、花野組福岡(花野純子)です。
これから、週一のペースで小説や脚本などを書く授業を行っていく事になります。
週一というのがポイントで、継続的に作品を書き重ねていく事で、実力は上がっていきます。特に、高校生は未だ10代なので、飲み込みは早いです。
高校で本格的に書き方指導をするのは初の試みなので、これから、どの様に才能が育つのか期待しつつ、試行錯誤しながら授業をしていく事になります。
(花野組福岡「作家塾」運営事務局)
福岡大学・非常勤講師になります。
「作家塾」の講師・花野純子が、今年度から福岡大学の商学部にて「プロット指導」の非常勤講師になります。
福岡大学商学部には、ゲームや漫画、小説、映画など、いわゆるコンテンツ産業に関して学ぶコースがあり、その関連で花野純子が学生さん達にプロットの書き方を指導させて頂きます。
これまでも、佐賀大学など、大学で指導させて頂いた経験は、何度かありますが、非常勤講師になるのは初めてです。
コンテンツ産業において「物語」の技術は重要です。
世界中の様々なコンテンツに、物語が深く関係していて、売上を左右する大きな要素でもあります。
産業振興の観点からも、日本の教育機関等は、物語の技術を学ぶ事に、もっと力を入れても良いのでは無いでしょうか。
そういう意味で、今回、福岡大学に非常勤講師として招いて頂いた事は、大きな出来事だと思います。
学生の皆様の未来の為に、微力ながら、お役にたつ機会を頂戴できた事を深く感謝いたします。
(花野組福岡「作家塾」運営事務局)
「作家塾」に初級クラスを新設
「作家塾」では、長年、在籍する生徒さんが増えて、新たに入塾される生徒さんと、先輩の生徒さんとの実力差が大きくなったので、新たに「初級クラス」を設ける事になりました。
「初級クラス」では、初心者の方でも書く力を着実に身につける為のレッスンを重視します。
作家塾に参加をご検討されている方に、より安心して、ご参加頂けましたら幸いです。
(花野組福岡「作家塾」運営事務局)
本日の作家塾
本日は「作家塾」の授業でしたので、たまには近況をご紹介。
今現在、2名の生徒さんがコンペ応募を目指して小説本編の執筆に移行していますが、このままでは、最後まで上手く書けないと言う事になり、早々にプロットに戻って、構成から練り直す事になりました。
こういう事は良くありまして、本編とプロットは、行ったり来たりするものです。
本編を書き始めてから気がつく事も多いので、その時は、プロットに戻って、見直した方が効率良く書けます。
それ以外の生徒さんは、プロットの完成を目指して執筆中です。
また、本日から、新しい生徒さんが入塾されました。毎月、新しい生徒さんにご参加頂き、とても有難いです。
(花野組福岡「作家塾」運営事務局)
短編の参考に/エドガー・アラン・ポー「大鴉」
たまには、古典の小説をご紹介。
アメリカを代表する19世紀前半のゴシック小説家「エドガー・アラン・ポー」の短編「大鴉」は、シンプルでお手本となる部分が多い作品です。
まず、登場人物が、主人公とカラスだけ。
しかも、そのカラスは、オウムみたいに「Never more(2度とない!)」としか言いいません。
主人公が、亡くなった最愛の人の事を、夜、自宅で思いふけっている所に、カラスが飛び込んで来ます。
そして、主人公が、そのカラスに独り言みたいに話しかける事で物語が展開します。
この物語では、何か大きな事件が起こる事はありません。物語を構成する要素は、「主人公の感情の変化」です。
主人公の問いかけにカラスがオウムがえしに「Never more」と喋るのですが、主人公の感情と共に「Never more」という言葉の意味が変化していく事で物語が進んでいきます。
主人公とカラスとの間に感情のやり取りは無いので、全く主人公ひとりだけの感情で物語が展開しています。
作者のポーは、そもそも詩人出身という事で、「大鴉」でも詩人が感情豊かに詩を読み上げる様な雰囲気を持っています。
主人公の感情のみでも物語が豊かに展開できる事を実証した作品とも言えるでしょう。
とても短い作品なので、参考に読んでみると、小説や脚本の良い勉強になると思います。
(花野組福岡「作家塾」運営事務局)