作家塾・元ご在籍生「斉藤時々」様のR-18文学賞授賞式が開かれました。

元作家塾の生徒さんだった斉藤時々様は、随分やる気のある方でした。

ご報告が遅れましたが、先日、第24回「女による女のためのR―18文学賞」(新潮社)の受賞式が開かれ、元作家塾・ご在籍生で大賞&友近賞をW受賞した「斉藤時々」様が登壇されました。

この授賞式の記事は、2025年6月25日付の朝日新聞に掲載されています。
また、「好書好日」という情報サイトにも、同様の記事が掲載されています。
(記事に授賞式の様子を写した写真も掲載されています)

参照記事:R-18文学賞、大賞に斉藤時々さん「笑顔は業務に含みません」

斉藤時々様、ご受賞、おめでとうございます。
今後の益々のご活躍に期待いたします。

ちなみに、作家塾でも、斉藤時々様のご受賞に触発され、女による女のためのR―18文学賞等への応募を目指して小説を書いている方も居られます。

もし、同賞への応募にご興味がある方がおられましたら、作家塾で作品を書いてみませんか?
一人で書くよりも、やる気を維持しやすいかもしれません。

まずは試しにお気軽に気持ちでご参加頂けましたら幸いです。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

太宰治「トカトンカン」で考える主役しか出てこない作品

太宰治「トカトントン」は青空文庫で読めます。

通常、物語には「主役」「準主役」「3番手」まで出てきます。
特に「主役」と「準主役」の関係性で物語が展開する事が基本です。
ところが、まれに「主役」しか出てこない作品があります。
その一例として、太宰治の短編「トカトントン」をご紹介します。

短編「トカトントン」は、主人公の「私」が、ある日、金槌の音が「トカトントン」と響き渡るの聞いた時に、急に心が冷めていく体験をします。その後も、「私」は様々な場面で、「トカトントン」という音を聞く度に心が冷めてしまう経験を繰り返し、それが酷くなっていく虚無の感覚をユーモラスに描いている物語です。

この作品は、終始、「私」の視点で話が進み、様々な人物が入れ替わり立ち替わりで、主人公の目の前に登場しますが、主人公に最初から最後まで関係する準主役は出てきません。これは、短編小説だからこそ成り立つ構成でしょう。長編小説で主人公一人だけで物語を書くのは、話を展開させにくいと思います。物語は、基本的に、人と人の関係性の変化で見せるものだからです。

また、映画の場合は、主人公だけでは、話が展開しにくいです。主人公しか出てこない映画は滅多に無いかもしれません。短編映画なら、成立しうるかもしれませんが、かなり難しいかと思います。映画は、人間同士のやり取りで物語が展開する事が基本だからだと思います。

ちなみに「トカトントン」以外にも、主役しか出てこない小説はあります。そういう作品を研究するのも、物語における「主役」「準主役」「3番手」の役割を考えるうえで良い勉強になるかと思います。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

創作テレビドラマ大賞に応募します。

大賞作品は、NHKでドラマ化されます。

「作家塾」の最近の動きをご紹介します。

今月は、創作テレビドラマ大賞に2作品、応募します。
創作テレビドラマ大賞とは、日本放送作家協会とNHKが共催する、テレビドラマの脚本を公募するコンテストです。受賞作品はNHKでドラマ化され、次代の脚本家を発掘・育成する登竜門として知られています。
最近の「作家塾」では、脚本に挑戦する人も増えていて、熱心に創作に励んでおられます。
お陰様で順調に様々なコンペに挑戦できています。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

高校生が描く新しいSF

いつの時代も、次の時代を作り上げていくのは”子供”たち

「作家塾」は、数年前から、高校でも小説の書き方講座を担当させて頂いています。

ちなみに高校でも、以前、ご紹介した「第二回 ディストピア飯小説賞」に応募するSF小説を書いていますが、高校生達が描くSFは、世界観や社会への視点などに、これ迄のSFには無い新しさを感じます。

高校生くらいだと、彼らは、未だこれから何十年と生きていきますが、それ故の未来への思いが様々な形で描かれています。
その描写は、どれも独創性とリアリティがあり、大人には書けない感覚で全く感心します。
それは、リアルに未来が待っている子供だからこそ書ける事なのでしょう。
もちろん彼らは作品を書き始めて間も無いので、筆力が拙い部分もあるのですが、作品が伸びていく可能性を大いに感じます。

これまで、日本のSF小説は、あまり人気が無いと言われる事もありましたが、今後、高校生などの若い世代が、新しいSF小説の世界を切り開くかもしれません。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

作家塾・今現在、挑戦予定のコンペ

コンペを目標に作品を書く事はそれ自体が自分を育てる事につながります。

花野組福岡「作家塾」で、現在、挑戦中の小説・脚本コンペをご紹介します。

今現在、小説では、オレンジ文庫による「第二回 ディストピア飯小説賞」に応募するために参加者の皆様が、作品を書き進めておられます。
このコンペは、AIの説明を借りると「ディストピア飯とは、ディストピア的な世界観の中で描かれる、ユニークな食文化や料理などを指します. この賞では、食事に関する要素とSF要素を必ず含み、想像力と食欲を刺激する作品を募集しています」というユニークなコンペです。
同コンペの締切は、7月10日。選考結果の発表は9月頃となっております。

それと、脚本では、第50回 創作テレビドラマ大賞への応募を予定しています。
同コンペの締切は、6月30日。選考結果の発表は10月中旬頃となっております。
同コンペの受賞作は、NHKでもテレビドラマ化される登竜門的コンペとされています。

話は変わりますが、近年、日本のドラマ制作本数は増加傾向にあるそうですが、それに反して脚本家を目指す人の入り口(コンペなど)が減少傾向にある様に感じます。

脚本コンペが少ない分、現在あるコンペに応募作品が集中して応募数が非常に多くなる傾向にあります。そうなると、受賞のハードルがどうしても高くなります。

現状の脚本コンペがどうあれ、コンペへの応募を目標に作品を書く事はそれ自体が大いに学びになり、それは必ず将来の基礎に繋がるので、脚本家を志す人はコンペへの挑戦をおすすめします。

とは言え、もう少し応募できる脚本コンペが増えて欲しいとも思います。
何とかならないのでしょうか?

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)





高校での小説指導について

高校生に物語の書き方を教える際は、色々と工夫をしています。

花野組福岡「作家塾」は、高校にも出向いて、学生さん達に物語の書き方指導をさせて頂いてますが、今回は、その指導内容をご紹介します。

高校生への小説指導では、まずは言葉を使うゲームを行います。
良く行うゲームが、ホワイトボードに、一人づつ交代で、1行づつ即興で物語を続けて書いていき、最終的に全体で物語にすると言う遊びです。
このゲームをする事で、物語の起承転結を学べると同時に、教室が和やかな感じになります。こうしてリラックスした雰囲気を作ってから、実際に物語を書く作業に入ります。

教室では、その場で、400字詰め原稿用紙1〜2枚程度の物語を30〜40分程度で書く作業を行います。いきなり宿題で長めの物語を書くのは少しハードルが高いからです。

みんなで作品を書いた後は、全員で回し読みし、一人づつ感想を言います。
感想を言う事で、言葉で思った事を説明する練習にもなります。

作品に対して、講師からも講評もします。

こんな感じで授業を進めています。

高校生くらいだと、未だ成長途中だからなのか、言葉の使い方が格段に上手になっていく事に感心します。

言葉を使う事は、社会に出る為の重要なスキルなので、高校生が物語を書く事には一定の有益性があると思います。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

最近の作家塾・フジテレビ ヤングシナリオ大賞に応募!

ヤングと言えばフジテレビヤングシナリオ大賞!

久々に最近の「作家塾」の様子をご紹介します。

最近の作家塾には、脚本で頑張っている参加者さんが居られて、先日、「フジテレビ ヤングシナリオ大賞」に無事、応募されました。(お疲れ様でした!)
順当な時間をかけて、丁寧に書かれた力作だったので、良い結果を期待しています。

また、現在、応募数が非常に多い超人気小説コンペ「坊ちゃん文学賞」への応募作を書かれている方も居られます。その他、参加者の皆さんは、コンペに応募するしない別として、各自のペースで作品を書かれています。

ちなみに作家塾の男女比は、現在は男性の方がやや多いです。
年齢の比率は、20代〜60代までの方が満遍なく参加されています。
作家塾には、コンペでの入賞、作家デビューなどの実績もあるのですが、基本的には、初心者の方でも楽しく作品を書ける雰囲気を大切にしています。

もし、少しでも小説や脚本を書く事にご興味をお持ちの方は、どうぞお気軽に作家塾までお問い合わせ頂けましたら幸いです。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

初めての作家塾オンライン講座が修了しました!次回のオンライン講座は7月〜から開講予定です。

次回の作家塾オンライン講座は、7月〜9月(全8回)の開講を予定しています。

3/21〜5/9の全8回で、開講していたオンライン講座が無事に修了しました。

オンライン講座は、花野組福岡「作家塾」初の試みでしたが、参加者の皆様が休まず受講して下さった事もあり、安定して授業を続ける事が出来ました。

また、参加者の皆様が、毎回、頑張ってプロットを書いて来られましたので、最終的に筆力が随分、向上されました。参加者の皆様、有難うございました!

尚、次回のオンライン講座は、7月下旬からの開講を予定しています。

6月に入りましたら、詳しくご案内させて頂きます。
ご興味ある方はご確認頂けましたら幸いです。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

斉藤時々さん受賞作「笑顔は業務に含みません」が掲載されている「小説新潮」(2025年5月号)が発売されてます。

作家塾・元ご在籍生「斉藤時々」(さいとうじじ)さんのR-18文学賞・受賞作「笑顔は業務に含みません」が掲載されてます。

第24回「女による女のためのR-18文学賞」大賞&友近賞を同時受賞した作家塾・元ご在籍生「斉藤時々」(さいとうじじ)さんの受賞作「笑顔は業務に含みません」が掲載されている「小説新潮」(2025年5月号)が発売されています。

受賞の言葉や、審査員の先生(窪 美澄/東村アキコ/柚木麻子/友近)の選評も掲載されてます。

ご興味ある方は、全国の書店で手に入りますので、ご購読頂けましたら幸いです。
価格は、1,000円(税込み)です。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

作家塾 元ご在籍生・斉藤時々(さいとうじじ)さん ”第24回「女による女のためのR-18文学賞」大賞・友近賞をW受賞。

速報<第24回「女による女のためのR-18文学賞」大賞&友近賞を同時受賞!>

作家塾・元ご在籍生「斉藤時々」(さいとうじじ)さんが、新潮社が主催する小説コンペ 第24回「女による女のためのR-18文学賞」大賞&友近賞の二つの賞を受賞されました。

ご受賞、お目出度うございます。

受賞作品「笑顔は業務に含みません」は「小説新潮」5月号(4月22日発売)に掲載されます。

続報が入ってきた際は、またこのブログでもお知らせさせて頂きます。
今後もご注目頂けましたら幸いです。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)