「主題」は進化する。永遠に。

作家の主題は作品を作り続ける限り”進化”する。

連載・<オンライン小説講座>
 前回の作家塾では、小説家やライトノベル作家の「主題」が進化するという講義をしました。

 「主題」とは、その作家が作品を通じて表現したい事です。主題は、基本的に作家の無意識下に存在します。作品を書くと、自然と現れるものと捉えてもいいでしょう。「主題=作家の魂そのもの」と言う事もあります。

 作家が作品を書き始めた当初は、手を変え、品を変え、「同じ主題」でいくつかの作品を生み出す事になります。ところが、作品を書き重ねていく中で、作家の無意識下の主題は、子供が成長するかの如く変化し、やがて「新しい主題」が登場する事となります。

 恐ろしい事に、この新しい主題が、それまでのファンに受け入れられるとは限りません。
また、場合によっては、「新しい主題」も登場せず、主題そのものが消失し、作家が作品を書けなくなる事もあります。どんな人気作家でも、この問題は平等に訪れ、中には問題から目を背け、惰性でファンが気に入りそうな作品を書き続ける作家もいます。(これは仕事だと自分に言い聞かせながら)

 しかし、無事、「新しい主題」を獲得し、進み続ける作家も大勢います。いわば、主題と共に、作家も次のレベルに進化するのです。そうして、新たなファンを獲得し、更に精力的に作品を書き重ね、また次の主題に進化し・・・というサイクルが続きます。この進化の道は、作家が作品を書き続ける限り終わる事はありません。命ある限り続く果てしない道なのです。

早くも、次の小説コンペに挑戦。

次は、カクヨムWeb小説短編賞に挑戦予定。

先日、花野組「作家塾」から2名の生徒さんが小説とラノベのコンペに応募し終えたのですが、早速、次のコンペに向けて、新作を書き始めました。
筆力向上のポイントのひとつは「書き続ける」事。ディーン・レイ・クーンツ(Dean Ray Koontz)も「ベストセラー小説の書き方 」で同じ様な事を言ってます。
悲しい事に、筋力と同じで、筆力も休むと、すぐに衰えます。
作家を志すからには、粘り強く書き続けましょう。そして、福岡からデビューしましょう!

小説コンペに応募しました!

小説コンペに挑戦する生徒さんと最終仕上げの打ち合わせをする講師・花野純子。

先日、遂に作家塾から小説コンペに作品を応募する事が出来ました。
コンペへの応募は、かなり骨が折れるもので、ただ作品を書くだけでなく、
応募書類を書いたりするのも手間暇かかります。
特にプロット(あらすじ)が下手だと、本文が良くても読んでもらえませんので、
相当な注意を払って書く必要があります。
こういった事に関する対策も、12年以上の指導キャリアがある「花野組作家塾」だからこそ、適切に指導が出来ます。それが、数多くの受賞実績に繋がっているのです。
まずは、応募をやり遂げた参加者の方々、お疲れ様でした!
作品を応募できた事そのものが、頑張った証なのです。