夏休みが終わり、高校でのラノベ指導も再開しました。
生徒さん達は、休み中もしっかり小説を書いてきていて、どれも完成度の高い作品でした。
作品のテーマ的には、ホラー風の怖いものから、高校生らしい恋愛ものだったり、ちょっと悲劇性のあるコメディや、かなり捻れてユニークな男女の物語だったりと、テーマに多様性があります。
彼らは、文章力も高く、本当に様々な語彙を知っています。
生まれた時から、身近にネットがあり、日々、様々な言葉や知識を読み聞きし、スマフォで文章を打ち込める環境で育った世代は、最初から割と小説が上手いのです。
そして、今日から「カクヨム甲子園」への投稿を目指して、最後の仕上げに取り掛かっています。仕上げは結構、難しい技術で、この点に関しては、丁寧に指導しています。
次週は「カクヨム甲子園」で良い結果が出る事を目指して、最後の追い上げをします。
(花野組福岡「作家塾」運営部)
“準主役”を主人公と対立する関係にすると書きやすいかも。
物語を書く上で、準主役、もしくは三番手を、主人公と対立する相手にすると、書きやすくなります。
例えば、主人公の敵役だったり、ライバルだったりという感じです。
こういう相手を「対立行動者」とも言います。
恋愛ものでも、主人公が片想いしている相手なら、それも対立行動者になります。
片想いの相手は、主人公の恋する気持ちを未だ受け入れてないので、主人公の恋する気持ちに対立した行動をしている対立行動者なのです。
ドラマとは、結局のところ「主人公の葛藤」を見て楽しむエンタメです。
そのうえで、対立行動者は、主人公の前に立ちはだかり、主人公に様々な葛藤を生じさせてくれる、有難い存在なのです。
魅力的な対立行動者は、ドラマを大いに盛り上げてくれます。
自分が面白いと思う映画や漫画、小説などでの対立行動者の描き方を分析するのも、良い勉強になります。
(花野組福岡「作家塾」運営事務局)
平日・昼「木曜クラス」を新設!
「作家塾」は、土日がお仕事という方々のご要望に応えるために、平日・木曜に新しいクラスを開講する事となりました。
<毎週木曜 15時30分〜17時>が平日クラスの開講時間帯です。
ご興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。
(花野組福岡「作家塾」運営事務局)
プロットは「書く事」を仕事にする技術
最近、プロットに興味を持つ方や、プロットと言う言葉を知っている方が増えてきました。
プロットとは、800字から1000文字程度の物語のあらすじの事ですが、プロの作家(小説家、脚本家など)になりたい方は、プロットの技術は、必ず身につけるべきでしょう。
プロの仕事をする上で、プロットが必要だからです。
小説なら編集者、映画やドラマならプロデューサーと作品の企画を立てる際に、まずプロットを書いて、それを元に打ち合わせする事が常です。
逆に言えば、趣味で小説や脚本を書いている方にはプロットは要りません。趣味なら独りで書けるからです。
プロ、もしくは、コンペで入賞するレベルを目指す方は、プロットの技術を磨く事は避けられません。(コンペでもプロットがほぼ必要)
そして、プロットを学ぶ場として「作家塾」へのご入塾を、おすすめします。
私達「作家塾」では、2008年の開講以来、一貫してプロットを重視し、プロットの研究を重ねてきました。
それが、作家デビューなどの実績に繋がっています。
(花野組福岡「作家塾」運営事務局)
<演劇・三島由紀夫「黒蜥蜴」>(原作・江戸川乱歩)を上演!
「作家塾」を運営する団体「花野組福岡」は、様々なアート創作活動も展開していますが、再来月、10/9(日)・10/10(月祝)に小説家「三島由紀夫」が書いた戯曲「黒蜥蜴」(原作 江戸川乱歩)を上演します。
会場の「福岡市赤煉瓦文化館」は、築100年以上の歴史を持つ国指定重要文化財です。戦前建築の雰囲気を残した貴重な建物で、昭和の名作「黒蜥蜴」を上演するという建築ファンにも文学ファンにも、おすすめのイベントです。
前売チケットは、2,000円で販売中です。
公演情報・チケットご予約は、花野組福岡公式サイトの<黒蜥蜴特設ページ>にてご確認をお願いいたします。
初級クラスの授業をご紹介。
作家塾「初級クラス」での授業内容を一部、ご紹介します。
初級クラスでは、毎回、宿題としてプロットを書いてきて頂くのと併せて、基礎講義も行っています。
先日、講義した内容は、以下の通りです。
・作家のホットポイントについて
作家が作品を書く際に、いわゆる筆が乗って書ける様になる為のヒントを説明しました。
・それぞれのキャラキターのバックストーリーについて
作家が登場人物に感情移入して書く為に、主人公以外の登場人物(準主役、3番手)それぞれの視点で描いたプロットを書く。
・プロットの完成度について
プロットは最低8割は完成させましょう。8割とは物語の構成が書けている状態です。
本当は、10割まで完成させた方が良いのですが。その作家が既に自分のテーマを理解していて、同じテーマで書く時には、プロットの完成度は8割でも書けます。
ちなみに、当塾では、何らかの小説・脚本コンペに応募するまでに腕を上げた生徒さんは、上級クラスに進級となります。入塾してから、3ヶ月〜半年ほどで、コンペに応募する方が多いです。
(花野組福岡「作家塾」運営事務局)
脚本には業界ルールや作法があるので独学よりもプロから学ぶ事をおすすめします。
ここ最近、「作家塾」(映画脚本塾)では、脚本の書き方を学びたいと言うお問合せも増えてまして、久しぶりに脚本の書き方指導を行っていて賑わってます。
本来、当塾では、脚本(シナリオ)の指導もしていて、シナリオコンペでも多くの入賞を果たしていましたし、脚本家デビュー者も居ます。
脚本は、映画やドラマを作る為の設計図であると言う特性上、厳格な業界ルールや書き方がありますので、プロの脚本家が指導する当塾にて、きちんと基礎から学ばれる事をおすすめします。その方が、上達は早いです。
(花野組福岡「作家塾」運営事務局)
学校での講義を終えて
7月も半ばになり、学校も夏休み。
上半期の大学や高校での講義を振り返ると、様々な発見がありました。
例えば、今回、プロット執筆に挑戦した生徒さん達の中で、最終的に自分自身のテーマに辿り着けた生徒は、プロットを発展させ、完成させる事が出来ました。
つまり、自分のテーマに辿り着けた生徒とそうでない生徒で「プロットの発展」に大きな差が出た様です。
文章が上手い書き手で、最初からそれなりの完成度があるプロットを書ける事もあるのですが、それでも自分のテーマに辿り着けないと、作品は大きく成長しません。
それよりも、文章力が平凡でも、自分のテーマを発見出来ると、作品は大きく発展します。この「発展」が作品を書く上で非常に大切です。
ちなみに、自分のテーマに辿り着くとは何か?それは、その書き手が、心から書きたい事に辿り着く事です。そこまで到達した書き手はスイッチが入った様に力強く作品を書き進めます。
生徒さん達が、将来、どの様な生き方をするかは分かりませんが、今回の講義が少しでも彼等の人生の役に立てば良いなと思います。
(花野組福岡「作家塾」運営事務局)
映画を作りたい人のご参加もお待ちしてます。
今月より、久しぶりに映画脚本の書き方を学びたいという新人さんが「作家塾」初級クラスに参加されました。
そもそも、「作家塾」を始める前に「映画脚本塾」を先に開講してまして、映画脚本の分野で、プロデビュー、コンペ入賞など多くの結果を出していました。
ところが、数年前から映画脚本を書きたい人が激減して、小説を書きたい人を対象とした「作家塾」の開講に至りました。
(「作家塾」でも小説家デビュー、コンペ入賞など多くの成果が出ています)
映画脚本と小説、両方で結果を出している当塾としては、脚本と小説は随分違うという事ははっきり言えます。また、書き手の種類も随分、違います。
小説を書きたい人は、ほぼ間違いなく本好きで活字好きですが、映画脚本を書きたい人は映画が好きで、ヴィジュアル感覚を持った人です。
言い換えれば、映画脚本を書く人は、映像をイメージする力を持った人です。
更に脚本だけ書く人と映画監督をする人とでも感覚が違います。
そもそも、小説は書き上げたら完成ですが、脚本は書き上げても映画作り全体の一部にしかすぎません。
脚本を書き上げ、それから絵コンテを書き、キャステイングをして、ロケハンして……という感じで、映画完成までいくつも作業工程があります。
当塾では、映画作りの塾もやっていた時期もありますので、映画づくり全般に関してアドヴァイスできます。
ただし、映画づくりは、非常に大変で、よほど本気度が高くて、体力もあり、映画を初めて作る場合は、年齢も若くないと難しいです。
それでも、映画を作ると言う行為は完成すると感動が大きいです。
真剣に映画作りを目指している方は、どうぞお気軽にご相談ください。
(花野組福岡「作家塾」運営事務局)
「作家塾」本日の授業
「作家塾」の本日の授業をご紹介化します。
<初級クラス>
生徒さんたちが宿題として書いてきて頂いたプロットを全員で回し読みして、意見交換をしました。皆さん、なかなか上達が早いです。
それから、講義もしました。
講義内容は、作品の入り口と出口は、大きく違う方が良いという事や、作品のオチについては、明確に決めて書いた方が良いといった事です。
<上級クラス>
本編執筆に移行している生徒さんが何名かおられますので、それに関する意見交換や講評をしました。
本編ともなると、長いので、事前にメールで生徒さん達にお送りして、読んできて頂いています。
(花野組福岡「作家塾」運営事務局)