「主題」は進化する。永遠に。

作家の主題は作品を作り続ける限り”進化”する。

連載・<オンライン小説講座>
 前回の作家塾では、小説家やライトノベル作家の「主題」が進化するという講義をしました。

 「主題」とは、その作家が作品を通じて表現したい事です。主題は、基本的に作家の無意識下に存在します。作品を書くと、自然と現れるものと捉えてもいいでしょう。「主題=作家の魂そのもの」と言う事もあります。

 作家が作品を書き始めた当初は、手を変え、品を変え、「同じ主題」でいくつかの作品を生み出す事になります。ところが、作品を書き重ねていく中で、作家の無意識下の主題は、子供が成長するかの如く変化し、やがて「新しい主題」が登場する事となります。

 恐ろしい事に、この新しい主題が、それまでのファンに受け入れられるとは限りません。
また、場合によっては、「新しい主題」も登場せず、主題そのものが消失し、作家が作品を書けなくなる事もあります。どんな人気作家でも、この問題は平等に訪れ、中には問題から目を背け、惰性でファンが気に入りそうな作品を書き続ける作家もいます。(これは仕事だと自分に言い聞かせながら)

 しかし、無事、「新しい主題」を獲得し、進み続ける作家も大勢います。いわば、主題と共に、作家も次のレベルに進化するのです。そうして、新たなファンを獲得し、更に精力的に作品を書き重ね、また次の主題に進化し・・・というサイクルが続きます。この進化の道は、作家が作品を書き続ける限り終わる事はありません。命ある限り続く果てしない道なのです。

大体、3ヶ月間で筆力は上がります。

先日の「作家塾」の授業の様子(感染予防対策でマスクをしてます)

「作家塾」に入塾してから、「筆力」が上がるまで、どの位の期間が必要でしょうか?
最初から書くセンスがある方もおられるのは確かですが、大体、受講して3ヶ月目頃から、筆力が向上し始める傾向があります。
これは、「作家塾」を開始してから12年間、蓄積したデータから導き出された答えです。
最近も、入塾して3ヶ月目を迎えた受講生様の筆力が随分、上がった事例がありました。
ですので、「作家塾」の受講をご検討中の方は、よろしければ、まずは3ヶ月間は受講される事をおすすめします。

最近の「作家塾」の授業。<理想の異性像>

コロナウイルス感染予防のため、マスクをつけて授業しています。

福岡の小説脚本講座「作家塾」の授業をご紹介。
基本的に、参加者への宿題として「プロット」を書いてきて頂き、授業の冒頭で回し読みして、意見交換をします。
また、それ以外に授業の一環として、その場で文章を書く事もあります。
先日は、「理想の異性」について書くという作業を行いました。
参加者毎に、異性の理想的な外見、好ましい内面についてなど、細かな設定も含めて、独自の異性像が書かれていて、なかなか盛り上がりました。
「作家塾」は、ほとんどの方が全く初心者からのご参加です。
ご参加ご検討中の方は、どうぞお気軽にご連絡ください。

メールアドレス miu@hanano-j.com(花野組)

成功=書き続ける事

書き続ける事が「作家の宿命」だから「書くのが好き」でないと無理。

連載・<オンライン小説講座>
お陰様で「作家塾」(脚本塾/小説教室)を10年以上も運営し、無数の生徒さんを迎えてきました。

生徒さんのタイプも様々でして、最初から文章センスがある方も居れば、文章が下手な人も居ます。
ただ、文才がどうであれ共通して言える事は、作品を「書き続ける人」のみが作家として成長しています。

逆に言えば、センスがある人でも、惜しい所で書くのを辞めて塾を去っていった人も割と多いのです。
また、文が下手だなぁという生徒さんでも書き続けると文章は必ず上手になっていきますし、結果も出してます。

作家としてデビューしたら、更に書きまくる事を求められます。
作家とは「書き続ける職業」なのです。
私は、今も、生徒さんが作品を書き続ける事を祈る様な気持ちで見守っています。

「プロット執筆は小説・シナリオ修行に効果的」

「プロット」が解れば、仕事が出来る人になれますよ。

連載・<オンライン小説講座>
作家・漫画家・映画監督などを目指す訓練の一つとして、「プロット」(物語の粗筋)を書くと、起承転結、主役・脇役の役割、テーマの意味などが体得できます。
これはディレクター・プロデューサー業にも有効で「ストーリーの良し悪しを具体的に分析する」技術も身につきます。この技術があると、作家に対するリライト指示が具体的に出来る様にもなります。

「テーマ」の問題 (作家デビューの分かれ道)

結局”テーマ”が書けるかどうかがデビューに繋がってますね。

連載・<オンライン小説講座>
花野組福岡・作家塾では、作家が「テーマ」を書けているかを最重要視しています。
テーマとは、言い換えれば「その作家が最も書きたい事」、
更に言い換えると「その作家の人生にとって最重要な事」です。

テーマは、作家が生きてきた人生から生じる物で、第3者が与える事は出来ません。
(テーマと”お題”を間違えている人も多いです)

作家がテーマに向かって書いた作品は、迫力があります。
それが当塾では、受賞などの結果に結びついています。

脚本家・小説家としてデビューするかどうかの分かれ目は、テーマの問題と深く関係しています。当塾では、早い人では3ヶ月から半年でテーマの問題に行き着く感じです。

・作家塾の講義例「強い主人公の条件」

強い主人公が書けると強い作品になるのです。

花野組福岡の小説・ライトノベル・シナリオ講座「作家塾」の講義例をご紹介。「強い主人公とは?」その条件について。

1/主人公が主語できちんと活躍できているか?(受身キャラになっていないか?)

2/主人公の気持ちがストーリーの始まりと終わりで大きく変わっているか?(主人公の内面などが変化しているか?成長したか?)

主人公が強く書けて当たり前の様で、案外できてないものです。プロでも主役よりも脇役が活躍しすぎている作品とかあります。皆様もそういう視点で作品をチェックされては如何でしょうか?

プロットを書く事は作家への第一歩!

「作家塾」授業風景

花野組・福岡が運営する「映画脚本塾」「作家塾」の授業では「プロット」執筆からスタートします。

「プロット」とは、”物語のあらすじ”の事です。

最大のポイントは、800字前後の文字数に収まるように書く事です。(オチも必ず書く)

800字という字数が中身の濃いプロットを書く事に繋がり、それが「傑作」を書く事に繋がります。

独りで書いて悩んでいる方、是非ひと月だけでも当塾に参加してみませんか?
プロの小説家としてデビューした人、コンペ入賞者が多数います!

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