「三服文学賞」の無料小説講座にて講師をします。

嬉野温泉「和多屋別荘」が主催するユニークな文学賞が始まりました。

嬉野温泉「和多屋別荘」が主催する日本初・温泉宿主催の文学賞「三服文学賞」が第1回の募集を開始しています。

作品の募集期間は、2022年11月〜2023年3月19日までにWEBか郵送での作品を投稿、もしくは直接、和多屋別荘に作品をご持参ください。

応募ジャンルは、小説、短歌、俳句、エッセイなど幅広い文学ジャンルで応募できます。

文字数制限は2000字以内。原稿用紙5枚までとなっています。

そして、大賞は賞金10万円と和多屋別荘に1年間宿泊できる特典付きです。

ユニークな文学賞ですので、皆様、応募されては如何でしょうか。

詳細は、以下のサイトでご確認ください。

・「三服文学賞」詳細

無料の小説講座が開催される“BOOKS&TEA 三服”(和多屋別荘内)

そして、「三服文学賞」の関連企画として和多屋別荘にて開催される小説講座「プロが教える、小説の書き方連続講座」に花野組福岡作家塾の講師「花野純子」が登壇します。

・開催日時:2023年1月15日(日)、2月11日(土)、3月5日(日) 、各日13:00~14:30

参加無料の講座ですので、和多屋別荘に温泉に入るついでにご参加頂けましたら幸いです。

三服文学賞に応募する作品を書くための取材にもなりますよ。

無料小説講座の詳細は、下記のサイトでご確認ください。

プロが教える、小説の書き方連続講座」

花野純子が嬉野温泉で小説講座を開催します。

北九州を舞台にゴシックホラー調の新作自主映画を制作。

カメラテストで撮った映像の一部です。

久しぶりに投稿になります。

実は、今、北九州市で撮影するゴシックホラー調の新作自主映画の撮影準備でブログ更新まで手が回らず、ブログを読んで下さっている皆様をお待たせして失礼いたしました。

私達、花野組福岡は「作家塾」を運営していますが、基本的な活動は、映画や演劇、アート作品の制作がメインです。

ちなみに、今回の新作自主映画は、花野組福岡「作家塾」の講師も担当している映画監督の花野純子が監督・脚本を担当します。

そして、先日、初カメラテストをしました。

今回の映画は、夜が舞台です。

夜なので、それらしく暗く撮りたいのですが、本当に暗くすると、カメラに何にも映らなくなります。

ですので、映画的な嘘として、夜っぽい演出効果を考えた撮影をする事になります。

そこで、照明の工夫が重要になってくるのです。

カメラとは不思議な物で、照明の当て方ひとつで、肉眼で見た場合と大きく印象が異なる映像が撮れます。

どんな照明が最適か、カメラテストを通じて、実験を繰り返します。

もちろん、物語の内容に合った映像でなければなりませんので、脚本分析など、脚本を読み込んで撮影プランを考えます。映像作りも重要な演出なのです。

また、映画とは、現実的な作業の積み重ねなので、ロケ地の下見と、カメラテストを繰り返し、プランが上手く実行出来るかどうか確認を丁寧に行います。

これからも、実際の撮影本番に向けて、脚本分析と撮影プラン立案、カメラテストを繰り返す日々が当分、続きます。

尚、今回、制作する自主映画は、3月下旬に北九州市の小倉にて上映予定です。

上映会の情報も、年明け以降にブログでも告知させて頂きます。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

上演まで2年かかった三島由紀夫「黒蜥蜴」が遂に終了しました。

花野組福岡では「作家塾」だけでなく、演劇や映画などの制作も行っています。それに関する事を今回は書かせて頂きます。

先日の10月9日(日)・10日(月祝)の2日間で無事に「黒蜥蜴」の上演を終えました。

今回、上演した「黒蜥蜴」は、江戸川乱歩の原作を三島由紀夫が戯曲にしたものであり、美輪明宏さんが長年、黒蜥蜴役を務めた事でも有名な作品です。

三島由紀夫「黒蜥蜴」は、戯曲である以上は、上演して初めて真価が発揮されます。

しかし、これが、なかなか難しいのです。
三島由紀夫は、いくら能や歌舞伎に至るまで広範な演劇の知識があると言っても、やはり小説家なので、戯曲として実用的とは言えない部分も多いです。

戯曲は、あくまでも演劇を上演する為の設計図なのですが、「黒蜥蜴」は戯曲としては、小説的な書き方をしている箇所が多々あり、演じるあたって、これはどういう事?という書き方も多く、そういう部分を演出で補う事が多々ありました。

また、セリフが昔の日本語なので、若い俳優はセリフを言うのに苦労していました。

ちなみに、美輪明宏さんの黒蜥蜴役があまりにも当たった上、タイトルが「黒蜥蜴」なので、黒蜥蜴が主役と勘違いされがちなのですが、正しくは明智小五郎が主役です。

誰が主役かと言う事を間違えると、戯曲が持つテーマを正しく表現出来なくなりますので、注意が必要です。

物語の主役とは、テーマを表現する事を担う登場人物の事であり、物語の着地点に居る人物です。

そして、「黒蜥蜴」の結末地点に居る人物は、間違いなく明智小五郎なのです。

では、戯曲「黒蜥蜴」のテーマとは何か?

あんまり語りすぎてもネタバレになるので控えますが、物語のラストで主人公・明智小五郎が黒蜥蜴という反社会的で心が変わらない固い意志を持った敵役の遺体を、本物の宝石と言いつつも、黙然と立ち尽くしたまま見下ろしている様子にテーマが表れています。

一見、悲恋物語の様で、そういうテーマではなく、黒蜥蜴の死を単純に美化していないと言う点が三島由紀夫「黒蜥蜴」の最大の特徴と言えるのではないでしょうか。

そして、それは、後に三島由紀夫が自ら選んだ衝撃的な死の意味を考える上でも興味深い作品であると思います。

それから誤解なきように言いますが、三島由紀夫「黒蜥蜴」は戯曲としては少し難がありますが、やはり一流作家の作品なので、言葉遣いや世界観などの美意識を含め、優れた部分が沢山あります。

特に、作品から立ち上る一流の雰囲気という点は、さすが文豪だと感じます。今、こういう作品を書ける作家は存在しないでしょう。

同作は簡単に手に入りますので、皆様、ぜひ一度は読まれてみて下さい。

最後に、今回の上演プロジェクトは、新型コロナ禍が始まって間もない2020年4月5日からスタートし、その後、稽古をする事自体が困難な日々が続き、一時はプロジェクトの放棄も真剣に考えたのですが、粘り強い俳優さん達、スタッフさん達の尽力で2年以上にわたるプロジェクトをやり遂げる事が出来ました。

それは非常な困難を情熱的な努力で乗り越えた奇跡でした。

この場を借りて、それを述べる事で、仲間達への感謝と称賛とさせて頂きます。

もちろん、ご来場いただいたお客様、ツイッター等でご声援を送ってくださった方々にも深く感謝いたします。

実に、かけがえのない2年間でした。

2020年10月

花野組福岡  制作部・花野孝史

第32回 新人シナリオコンクール/大伴昌司賞 に応募しました。

大伴昌司の墓碑には「ウルトラの星へ旅立った」と刻まれている!

花野組福岡「作家塾」の生徒さんが、第32回 新人シナリオコンクール/大伴昌司賞に作品を応募しました。

100枚前後の長編脚本をプロット制作から本編執筆まで4ヶ月ほどかけて書き上げました。

これは割と早いペースです。

もう少し時間をかけてプロットを練っても良かったかもしれないとも思いますが、締め切りがありますので、そこは時間制限いっぱい出来る限りの事をするという姿勢で書きあげました。

良い所もあれば、少し曖昧かなと思う箇所もありますが、読後の印象は感動的なので、そこが評価されれば良いなと期待しています。

第32回 新人シナリオコンクール/大伴昌司賞の一次審査結果は、来年の3月に出ます。

まずは、一次突破を期待しています。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

平日・昼「木曜クラス」を新設!

木曜の午後に新しいクラスを開設します!

「作家塾」は、土日がお仕事という方々のご要望に応えるために、平日・木曜に新しいクラスを開講する事となりました。

<毎週木曜 15時30分〜17時>が平日クラスの開講時間帯です。

ご興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

<演劇・三島由紀夫「黒蜥蜴」>(原作・江戸川乱歩)を上演!

三島由紀夫「黒蜥蜴」を10/9(日)・10/10(月祝)に上演!

「作家塾」を運営する団体「花野組福岡」は、様々なアート創作活動も展開していますが、再来月、10/9(日)・10/10(月祝)に小説家「三島由紀夫」が書いた戯曲「黒蜥蜴」(原作 江戸川乱歩)を上演します。

会場の「福岡市赤煉瓦文化館」は、築100年以上の歴史を持つ国指定重要文化財です。戦前建築の雰囲気を残した貴重な建物で、昭和の名作「黒蜥蜴」を上演するという建築ファンにも文学ファンにも、おすすめのイベントです。

前売チケットは、2,000円で販売中です。
公演情報・チケットご予約は、花野組福岡公式サイトの<黒蜥蜴特設ページ>にてご確認をお願いいたします。

会場の「福岡市赤煉瓦文化館」は、日本生命保険株式会社九州支店として明治42年(1909)に竣工。
「黒蜥蜴」は、江戸川乱歩が書いた探偵小説としても有名。

福岡大学・非常勤講師になります。

福岡大学で小説・脚本指導をします!

「作家塾」の講師・花野純子が、今年度から福岡大学の商学部にて「プロット指導」の非常勤講師になります。

福岡大学商学部には、ゲームや漫画、小説、映画など、いわゆるコンテンツ産業に関して学ぶコースがあり、その関連で花野純子が学生さん達にプロットの書き方を指導させて頂きます。

これまでも、佐賀大学など、大学で指導させて頂いた経験は、何度かありますが、非常勤講師になるのは初めてです。

コンテンツ産業において「物語」の技術は重要です。

世界中の様々なコンテンツに、物語が深く関係していて、売上を左右する大きな要素でもあります。

産業振興の観点からも、日本の教育機関等は、物語の技術を学ぶ事に、もっと力を入れても良いのでは無いでしょうか。

そういう意味で、今回、福岡大学に非常勤講師として招いて頂いた事は、大きな出来事だと思います。

学生の皆様の未来の為に、微力ながら、お役にたつ機会を頂戴できた事を深く感謝いたします。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

「作家塾」に初級クラスを新設

初めて書く人が安心して学べるクラスを新設します!

「作家塾」では、長年、在籍する生徒さんが増えて、新たに入塾される生徒さんと、先輩の生徒さんとの実力差が大きくなったので、新たに「初級クラス」を設ける事になりました。

「初級クラス」では、初心者の方でも書く力を着実に身につける為のレッスンを重視します。

作家塾に参加をご検討されている方に、より安心して、ご参加頂けましたら幸いです。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

高校でも小説・脚本を教えてます。

今日も、某高校で小説を書く授業をしてきました!

花野組福岡「作家塾」は、高校でも小説・脚本の書き方を教える授業を担当しています。

ここ最近は、小説を書いてますと言う高校生が増えてます。

これは、いわゆる小説投稿サイトの影響です。高校生で小説を書いている人は、ほぼ小説投稿サイトに作品を投稿しています。

以前から、こういう生徒さんは居たのですが、最近は更に増えていて、小説を書くと言う行為が、高校生にとって身近な事になっているのだなと感じています。しかも、何十万字!も書く高校生が何人も居て、熱意に圧倒されています。

ちなみに、若い時期に「物語を作る・理解する能力(以下、物語スキル)」を磨くのは、将来の進路選択の幅を広げる上で有効です。

例えば、巨大な市場を持つゲーム産業でも、物語スキルは非常に重要です。

漫画、アニメ、小説、映画など様々なコンテンツ産業でも、物語スキルは必要不可欠です。

10代の頃から物語を書くと「物語スキル」が磨かれますし、習得のスピードが圧倒的に早いです。

20代からでも十分に間に合いますが、やはり少しでも早く始めた方が体得の深さが違います。

ただ、残念ながら、現在の一般的な高校のカリキュラムでは、物語の書き方を学べるチャンスは有りません。

また、福岡の様な地方都市では、物語の書き方を学べる場所も限られてます。

更に、高校生相手に指導するノウハウを持っている講師は更に少数になります。

物語の書き方のハウツー本を読んだり、通信教育もありますが、やはり講師から対面で学ぶ方が習熟度が違います。

最も望ましいのは、日本の教育関係者の皆様が「物語スキル」の重要性を理解して、その為のカリキュラムを多くの学校で導入してくれれば、若い人達に新たな可能性を提供できるのですが、今は到底、無理でしょう。

もし、この記事をご覧の福岡近辺在住の高校生・中学生の方で、将来の夢実現のために「物語スキル」を磨きたい方は、いつでも花野組福岡「作家塾」にお問合せください。

私達「作家塾」のノウハウが、一人でも多くの若い方々の将来の助けになれば幸いです。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

https://hanano-prod.com/無料個人レッスン/

「作家塾」の授業。児童文学の可能性。

児童文学とは子供から大人まで楽しめる”文学”です。

今週の土曜日も、いつもの通り「作家塾」の授業でした。

本日より新しい生徒さんが参加されました。
児童文学の執筆を志しておられる方です。

児童文学と言えども物語ですので、プロットが有効である事は変わりません。
まずは、プロットの完成を目指して頂く事になります。

ちなみに、あの「ハリーポッター」シリーズも児童文学になります。
児童文学とは、決して子供だけのもので無く、大人まで夢中にさせる大きな可能性のある分野なのです。ですので、大人が読んでも納得のいく、しっかりした物語を書く必要があります。

児童文学には、隠れた名作も多く、例えばイタリアの児童文学作家「グイード・スガルドリ」の「りっぱな兵士になりたかった男のはなし」は、ユーモアを交えつつ、戦争の本質を描いた優れた物語です。(短い話で直ぐに読めますので、おすすめです)

「作家塾」では若年層向け小説としてライトノベルを志す方は多いですが、
児童文学を書きたい方は少ないので、この分野を志す方も増えると良いなと思います。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)