プロットを書く事で小説・脚本を完成させ易くなります。

「作家塾」の生徒さんが順調に作品を書き上げている理由

「プロット」とは、物語の始まりから終わりまでを書いた物語の粗筋の事です。
プロットを書く事で物語の大体の流れを決める事が出来るので、小説や脚本を完成させ易くなります。

プロットは、古くから使われている創作技術の一つで、いわば、デッサンみたいな物です。
脚本業界では、プロットを書く事から仕事が始まりますので、プロットの技術は必須です。

しかし、小説の世界では、昔からプロットを書かない派(つまり、いきなり本編を書く)もいます。

結論から言うとプロットが無くても小説は書けます。
ただし、効率が悪かったり、途中で筆が止まる危険性が高まります。

例えば、プロット書かない派の作家スティーブン・キングでも何百枚も書いた挙句、展開に行き詰まり頓挫しかけて青ざめたというエピソードがあります。(何とか頓挫を回避できたそうですが)

スティーブン・キングは、子供の頃から小説を書き続けて腕を磨いた人なので、プロットが無くとも小説を書けるでしょう。

そういう作家でも頓挫しかけたのですから、小説初心者なら尚更かと思います。

プロットを書く事で得られる恩恵のひとつは、初心者でも、最小限の時間で作品を完成できると言う事です。

作家塾に参加する方々は、ほぼ初心者さんで、お仕事もあるので書く時間も限られています。

作家塾では、そういう方々が、作品を着実に完成させ、コンペに応募するという事を高い確率で達成出来ています。

作家としての腕を上げるにも、先ずは作品を完成させる事が第一歩なのですが、作家塾ではプロットを重視する事で、それを実現しています。

また、プロットの技術を習得する事で、作品の読み方も身につきます。
読み方が分かれば、演出や制作の技術にも繋がるので、その手の道を目指している方にも役立つでしょう。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)