高校で「ストリテラ」で遊びました。

「ストリテラ」は、学校教育にも使えそうですね。

「作家塾」が出張授業に行っている高校で文化祭の出し物として物語を使ったゲームを作って遊んでみようと言う話が持ち上がりまして、それなら「ストリテラ」が良いと言う生徒さんからの提案がありました。

そして、先日、生徒さんが作ってきた自作の「ストリテラ」をみんなで遊んでみました。

ゲームの詳しいルールは、ストリテラで検索すれば出てきますので、そちらをご参照ください。

大まかに遊び方を説明しますと、プレイヤーが選ぶキャラに表の顔と裏の顔の設定があって、それらを自由に選択して、表の顔と裏の顔を組み合わせてキャラクターを作ります。

それから台本の代わりに、ざっくりしたストーリー設定がいくつかあって、その設定を踏まえたうえで、プレイヤーがキャラを即興で演じて、プレイヤー同士で会話をします。

特徴はポイントがつく単語があって、その単語を織り交ぜて会話をする事で、ポイントを獲得していき、ポイントが多い方が勝ち……と、いう感じの遊びです。

有名な「人狼」や「マーダーミステリー」と違って犯人探しの要素も無いので、ゲームと思うと、やや拍子抜けするかもしれません。

ストリテラは、ゲームというより演技遊びです。それもエチュードの要素が強いので、演技レッスンに使えそうだとも思いました。

また、合コンやサークルで遊べば、親密度が高まりそうだとも感じました。

実際、高校で遊んだ時も、よりお互いの事を近くに感じられる印象はありました。

ストリテラは、コミュニケーションツールとしても、なかなか優秀かもしれません。

また、今回は、生徒さんが書いてきたオリジナルのストーリーだったので、物語を書くきっかけとしても良さそうだとも感じました。

物語を書くという行為は、必ずしも小説や脚本だけでなく、ゲームシナリオも大いに関係します。

ゲームシナリオの執筆に興味がある方は、ストリテラで遊んでみても、良い勉強になりそうです。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)