
本日、作家塾オンライン講座の3回目がありました。
前半は講義を行いました。講義内容は以下の通りです。
「3回目の講義内容」
①スラスラ描ける作家本人のホットポイントとは。
②数種類のプロットを書いてみる、その中で一番気に入ったものを選択する事について。
③プロットを書く時間について。
また、講義の際に、講師から参加者の皆様へ質問も行いました。
本日は、プロットを書く際に、どの位の時間がかかっていますか?という質問をしました。
プロットを書く際にかかる時間は、20〜30分という方も居られれば、まず2時間くらいかけて書き上げて、その後、宿題の提出期限ギリギリまで、何度も読み返して修正を重ねる方、3時間以上かかってしまうという方など様々でした。
また、ヤマとオチが気になってプロットを書き直していく内に、話の辻褄が合わなくなって、何度も書き直してしまうという意見もありました。
それに対して、講師から「混沌と秩序」を繰り返す事を恐れないで書いてみて下さいと回答がありました。
プロットなど、作品を書き上げて読み返す内に、新しいアイデアを思いついて書き直すと、物語の構成が混乱して、それを整えるために書き直し落ち着いたかと思って、もう一度読み返すと、また新たなアイデアを思いついて書き直して、また混乱して…….と言う事は良くある事です。ただ、それは作品が良くなっていく上での「良い混乱」とも言えます。作品を何度も書き直す内に、いずれ混乱がおさまってきて、最終的に作品は完成する時は来ます。作品を何度も読み返し、混乱を恐れずに手を加える事は、良い物語を書くうえでの基本と言えます。
また、書くのに、何時間もかかるという参加者の方には、講師から、自分も昔は一晩中、作品を書くなど時間を膨大にかけた時期もあったが、それで良い作品を書ける訳でも無く、今は適切な時間(書く時間は一度に90分まで)で書く様にしていると言った回答をしました。
その後、参加者の皆様が宿題で書いたプロットへの意見交換、講師からの講評を行いました。
その後、事前にメールで頂いていた参加者からの質問にお答えし、3回目の講座は終了しました。
※作家塾オンライン講座は、小説・脚本の書き方を学べる初心者向けのオンライン教室です。
(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

