
「作家塾」は、数年前から、高校でも小説の書き方講座を担当させて頂いています。
ちなみに高校でも、以前、ご紹介した「第二回 ディストピア飯小説賞」に応募するSF小説を書いていますが、高校生達が描くSFは、世界観や社会への視点などに、これ迄のSFには無い新しさを感じます。
高校生くらいだと、彼らは、未だこれから何十年と生きていきますが、それ故の未来への思いが様々な形で描かれています。
その描写は、どれも独創性とリアリティがあり、大人には書けない感覚で全く感心します。
それは、リアルに未来が待っている子供だからこそ書ける事なのでしょう。
もちろん彼らは作品を書き始めて間も無いので、筆力が拙い部分もあるのですが、作品が伸びていく可能性を大いに感じます。
これまで、日本のSF小説は、あまり人気が無いと言われる事もありましたが、今後、高校生などの若い世代が、新しいSF小説の世界を切り開くかもしれません。
(花野組福岡「作家塾」運営事務局)