高校での小説指導について

高校生に物語の書き方を教える際は、色々と工夫をしています。

花野組福岡「作家塾」は、高校にも出向いて、学生さん達に物語の書き方指導をさせて頂いてますが、今回は、その指導内容をご紹介します。

高校生への小説指導では、まずは言葉を使うゲームを行います。
良く行うゲームが、ホワイトボードに、一人づつ交代で、1行づつ即興で物語を続けて書いていき、最終的に全体で物語にすると言う遊びです。
このゲームをする事で、物語の起承転結を学べると同時に、教室が和やかな感じになります。こうしてリラックスした雰囲気を作ってから、実際に物語を書く作業に入ります。

教室では、その場で、400字詰め原稿用紙1〜2枚程度の物語を30〜40分程度で書く作業を行います。いきなり宿題で長めの物語を書くのは少しハードルが高いからです。

みんなで作品を書いた後は、全員で回し読みし、一人づつ感想を言います。
感想を言う事で、言葉で思った事を説明する練習にもなります。

作品に対して、講師からも講評もします。

こんな感じで授業を進めています。

高校生くらいだと、未だ成長途中だからなのか、言葉の使い方が格段に上手になっていく事に感心します。

言葉を使う事は、社会に出る為の重要なスキルなので、高校生が物語を書く事には一定の有益性があると思います。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)