プロットの完成は、作品のテーマが見えた時

プロットが完成したかどうかを見極めるのは、読む力がつくまではなかなか難しいです。

このブログで、時々、物語の書き方について解説させて頂いてますが、本日は、少し難易度が高い解説をさせて頂きます。

「作家塾」では、プロット(800字程度の物語のあらすじ)を完成させてから、本編の執筆に取り掛かる事を重視しています。

では、プロットの完成を何処で判断しているのかと言うと、一言で言えば「作品のテーマ」が見えた時です。

作品のテーマは、プロットのオチの部分に関わってくる事で、作者が描いたオチ、言い換えると、その作品における「作者の結論(オチ)」=作品のテーマです。

プロットが書き進むと、「主役・準主役・3番手」、「物語の構成」「クライマックス」などが固まってきます。そして、最終的に残るのが「オチ」です。

「オチ」がはっきりするまで、大抵、二転三転するのですが、プロットのリライトが進めば、オチもやがて明確に見えてきます。

そういうプロットを読むと、その作品で作者が言いたい事・思っている事が明確に伝わってきます。正にそれが「作品のテーマ」であり、そうなれば、そのプロットは完成です。
そして、小説や脚本の本編の執筆に移行する事になります。

プロットを書く利点のひとつは、800字という短い文書で、テーマを効率よく探れる事にあります。
優れた作家を目指すなら、テーマがはっきりするまで粘って作品に取り組む態度が重要です。テーマとは作家の魂の問題であり、作家にとっての一生の財産であり、書く原動力になるからです。

そして、テーマとは、人生を生きている人間のみが持ちうる物であり、それが人間の作家とAI創作を大きく分けるのです。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

溝口智子先生の「十三月の子猫」書店に並んでます。

小説「十三月の子猫」書店に並んでます!

「作家塾」の元生徒さんで、今は小説家として活躍されている溝口智子さんの最新作「十三月の子猫」(キキ文庫)が遂に発売が開始され、先日から全国の書店に並んでます。

溝口さんもご自身のXでご紹介されてました。

小説家デビューだけでも難しいですが、小説家を続ける事は更に難易度が高いです。
溝口さんは、弛まぬ努力で、それを長い間、継続されてます。

ライト文芸にご興味ある方、よろしければ「十三月の子猫」をご購入頂けましたら幸いです。何卒よろしくお願いいたします。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

作家塾・元在籍生「溝口智子」さんの最新作・発売!

作家塾・元在籍生「溝口智子」さんの最新作です!

作家塾の元生徒さんで、今は小説家として活躍しておられる「溝口智子」さんの最新作「十三月の子猫」(キキ文庫)が2025年2月4日に発売されます。

溝口さん曰く「『十三月の子猫』 ハートウォーミングな小説です。 ご予約お待ちしてます!」と言う事です。

溝口智子さんは、X(溝口智子)もされてますので、ご興味ある方は、そちらもご覧頂けましたら幸いです。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

プロットを学べば漫画にも活用できます。

プロットを学んで面白い漫画を描こう!

作家塾は、漫画家さんにもご活用いただいてます。

先日、漫画家志望の学生さんが「作家塾」のご面談にお越し頂き、ご入塾して下さいました。

実は、「作家塾」では、以前も、プロの漫画家さんがストーリーテリングを学ぶ目的でご入塾されていた事がございます。(しかも売れっ子の漫画家さんでした。売れている方は勉強熱心です!)

漫画も物語を楽しむメディアなので、プロットの書き方を学ぶ事で「物語の構成」「主人公・準主役・3番手の役割」「クライマックの技術」「テーマ」などを理解できる様になります。

また、プロの漫画家さんでもプロットを書く方は実際におられます。
特に連載全体の構成を考える上でプロットは役に立つでしょう。
プロットがあれが、編集者さんとも打ち合わせがしやすくなると思います。

日本の漫画は、国も後押しする大きなコンテンツ産業になっています。
漫画家志望者だけでなく、編集者・プロデューサーとして漫画に携わる仕事を目指している方にとっても、プロットの書き方を学べば、理論的に物語を理解できる様になります。

プロットは、物語に関係する様々な仕事に活かせる便利な技術です。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

お土産を頂きました!

「作家塾」木曜クラスの生徒さんが、先日、福岡市科学館で開催中の「毒展」を観にいかれて、その時のお土産として「毒クッキー」を買ってきて下さいました。

クッキーは、木曜クラス・土曜クラスの生徒さんで頂きました。(有難うございました!)

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

「作家塾」では、どんな授業をしている?

「作家塾」では独自の授業を行っています。

・「作家塾」での授業内容が気になる方も居られますので・・・
本日は「作家塾」の授業スタイルをご紹介します。
小説や脚本の書き方を、どの様に学べるのか?と言う事にご興味ある方もおられるかと思います。

「作家塾」の授業時間は90分です。
授業の初めに、生徒さん各自に宿題として書いてきて頂いた800字〜1000字程度の物語のあらすじ「プロット」を全員分、回し読みします。この回し読みに大体30〜40分かかります。

全員がプロットを読み終わったら、各生徒さんのプロットの感想を全員が述べます。
この時のポイントとしては、プロットの良い点、つまり面白かった点を中心に述べる事がコツです。最後に講師が感想とリライト(改良)のポイントを述べます。この意見交換に60分くらいかかります。

そして、生徒さん達は、授業中に聞いた感想や講評をヒントにして、次回の授業までにプロットを改良してきます。そうする事で少しづつプロットの完成度を高め、最終的にプロットが完成し、本編(小説や脚本の本文)の執筆に移行します。

尚、宿題として書いてきて頂いているプロットですが、絶対に書いてこなければならないと言う訳では無く、忙しかったり思いつかなかったりで書けない時も当然ありますので、そういう時でも授業にご参加頂いてます。

自分のプロットが行き詰まっている時も、他の生徒さんのプロットを読んで、書くヒントが得られる事もございますので、なるべく休む事なく、コツコツと授業にご参加いただく事が割と大切です。

と、言う感じで「作家塾」では、毎週、授業を行っています。

生徒さん達は、小説などの物語を読んだり、書いたりする事が好きな方々ですので、教室の雰囲気は和やかです。

ご興味がある方は、いつでもお気軽にお問い合わせください。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

2025年も何卒よろしくお願いいたします。

2025年になりました。
皆様、明けましておめでとう御座います。

今年の作家塾の目標は、昨年に引き続き、作家塾から順調に作品が誕生し、小説や脚本のコンペへの挑戦が続く事を願っています。

それには、生徒の皆様の頑張りが何より大切ですので、作家塾では皆様のサポートと楽しく前向きな活気に満ちた塾の雰囲気作りを大切にしていきたいです。

また、コンペに挑戦したものの入賞できなかった作品の中にも、良い作品がたくさんがありますので、そういった物をボイスドラマにする等、新たな活用もしてみたいです。

他に、作家塾に関連したイベントも開催予定です。
詳細が決まり次第、このブログでもご案内させて頂きます。

小説や脚本を書いてみたいと言う方は、今年こそ執筆に挑戦してみませんか?

作家塾では、皆様のご参加を、いつでもお待ちしています。

今年も「作家塾」を何卒よろしくお願い申し上げます。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)



2024年も有難うございました!

宗像大社と花野純子

2024年も本日で終わります。

今年を振り返ると、作家塾の生徒さんが増えて、その上、皆様が頑張られて、順調に様々な小説や脚本のコンペに応募する事が出来た事が印象的でした。

コンペでの受賞は逃したのですが、毎月、作家塾から何らかの作品が誕生し、コンペに応募し続ける事ができたのは、とても大きな事だと思います。

作品を書く腕前を上げるためにも、先ずは作品を完成させるという事が重要です。
作家塾の生徒の皆様が、今年1年、地道に努力され、作品を書き続けた事は素晴らしい事だと思いますし、生徒の皆様の更なる飛躍を大いに期待しています。

また、作家塾の雰囲気も前にも増して、更に和やかで、楽しい活気に満ち溢れてます。
塾の運営者として、それも、とても有り難く感じます。

それと、作家塾とは直接、関係ないのですが、今年の1月に佐賀県・和多屋別荘様による「三服文学賞」に花野純子を小説講座の講師としてお招き頂いた事と、今年の5月に花野組福岡の主催イベントとして、芥川賞作家の大道珠貴先生のトークイベントを開催させて頂いた事は、どちらも大変、有難い事でした。改めて関係者の皆様に深く感謝いたします。

また、一時期、作家塾に在籍しておられた「愛野史香」さんが小説「あの日の風を描く」で作家デビューされた事も大きなニュースでした。愛野さんの益々のご活躍をお祈りいたします。

以上、長文になりましたが、今年も1年、多くの方々にご支援・ご協力を頂き有難うございました。

来年も「花野組福岡」及び「作家塾」の活動にご注目頂けましたら幸いです。

もちろん「作家塾」へのご参加もお待ちしております!

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

映画「美術の鬼」撮影終了!

四季桜と北九州市立美術館

作家塾の講師も務める花野純子の最新監督作品で、北九州市立美術館を題材にした映画「美術の鬼」の撮影が無事に終わりました。

美術館様には多大なご協力を頂き、とても撮影し易かったです。深く感謝いたします。

撮影最終日、美術館の「四季桜」が満開でした。寒い日でしたが心中には春の温もりを感じました。

「美術の鬼」は春公開の予定です。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)

作家塾に久々に生徒さんがご復帰

以前、「作家塾」の生徒さんに原作を担当して頂いたボイスドラマ「リムーヴ・ザ・マスク」

しばらくの間、作家塾をお休みされていた生徒さんが、本日、久しぶりにご復帰して下さいました。
作家塾も長い間、運営しておりますので、ご退塾された生徒さんも多いのですが、いったん退塾された生徒さんが、しばらくしてご復帰される事も、時々ございます。

運営者としては、生徒さんが、作家デビューしたり、コンペなどで良い結果を出して下さるのも嬉しいのですが、今回の様に作家塾にご復帰して下さる事も嬉しいです。

作家塾はいつでも、ご入塾・ご退塾が可能です。
お仕事のご都合など、様々な理由で一旦、退塾されたとしても、また小説や脚本を書きたくなったり、ご都合がつく様になりましたら、一時的でも良いので、お気軽にご復帰頂けましたら幸いです。

ちなみに、本日、作家塾にご復帰頂いた生徒さんは、以前、ボイスドラマの原作を書いて頂いた事がございまして、それを元に声優養成所の方々と制作したドラマ「リムーヴ・ザ・マスク」をYOUTUBEにて公開しています。11分と短いながらも、良くまとまった面白いボイスドラマです。

(花野組福岡「作家塾」運営事務局)