たまには、シナリオに関する書籍をご紹介。
世の中には、数多のシナリオの書き方に関する書籍が出版されておりますが、
小津安二郎監督の脚本家として有名な野田 高梧(のだ こうご、1893年11月19日 – 1968年9月23日)による脚本の書き方指南書「シナリオ構造論」は、説得力のある書籍として有名です。
名作映画の脚本を何十本も手がけた野田高梧だけに、脚本の書き方に関して、重みのある説得力に満ちた内容です。
実例を交えながら客観的に脚本を解説する構成は、さながら脚本の科学書です(私の個人的感想です)。
初版が1952年なので、文体が少し堅めで、やや読みにくいかもしれませんが、シナリオライターを志す人は、ご一読頂いて損は無いかと思います。
(花野組福岡「作家塾」運営事務局)